2014年10月27日月曜日

ディスククリーンアップを極める(その1)

ディスククリーンアップとは、ハードディスクの中にある、不要なファイルや使用頻度の少ないファイルを削除または圧縮することで空き領域を広げハードディスクを有効利用できる機能。

ディスククリーンアップを実行するには、
  1. マイコンピュータの中にあるハードディスクアイコンを右クリックし、メニューから「プロパティ」を開く。
  2. 「全般」タブで[ディスククリーンアップ]ボタンをクリックする。
  3. ディスクの中を調査し、削除・圧縮できるファイルを表示する。
  4. 「削除するファイル」の項目で、いらないものを選択し、[OK]ボタンをクリックする。
ディスククリーンアップで削除・圧縮しても良い項目
削除項目意味
対応するレジストリキー
セットアップ一時ファイルセットアッププログラムが一時的に作成するファイル
Active Setup Temp Folders
ダウンロードされたプログラムファイルWebページに含まれるActiveXコントロールやJavaアプレット
Downloaded Program Files
Temporary Internet FilesInternetExplorerが作成するWebページのキャッシュファイル
Internet Cache Files
オフラインWebページInternetExplorerがオフライン機能で作成するファイル
Offline Pages Files
Debug Dump Filesエラー発生時に作成されるメモリダンプの内容を格納するファイル
Memory Dump Files
Microsoftエラー報告の
一時ファイル
マイクロソフトへのエラー報告用に作成される一時ファイル
Microsoft_Event_Reporting_2.0_Temp_Files
OfficeセットアップファイルOfficeのインストール時に保存されるファイル。削除した場合、Officeの再インストールや修正プログラムなどのインストールを行う際、CD-ROMが必要になる場合がある。
Office Setup Files
古いChkdskファイルWindowsのチェックディスク機能によって保存されることがある破損ファイルの断片情報
Old ChkDsk Files
ゴミ箱ゴミ箱に入れられたファイル
Recycle Bin
一時リモートデスクトップ
ファイル
リモートデスクトップ機能が一時的に使用したファイル
Remote Desktop Cache Files
Setup Log Filesアプリケーションがインストール時に保存するログファイル
Setup Log Files
一時ファイルWindowsやアプリケーションが使用中に一時的に作成するファイル
最終アクセス日時から7日間以上経過したファイルを削除対象とする。
Temporary Files
WebClient/Publisherの一時ファイルWeb発行機能が使用する一時ファイル
WebClient and WebPublisher Cache
一時オフラインファイルネットワーク経由でファイルにアクセスした際に作られるキャッシュ
Temporary Offline Files
オフラインファイルネットワーク経由でアクセスしたファイルをオフラインで使用する際に作成するファイル
Offline Files
古いファイルの圧縮圧縮可能な一定期間アクセスされていないファイル
Compress old files
コンテンツインデックス作成ツールのカタログファイルインデックス検索機能が以前に作成し、不要になったファイル
Content Indexer Cleaner

※ 利用環境や対象ドライブなどにより、表示されない項目や表にない項目が存在する場合もある。
  各項目の設定は、レジストリの
  「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\VolumeCaches」以下のサブキーに格納されている。

2014年10月24日金曜日

Windows7レジストリをバックアップする

Windows7レジストリをバックアップする
  1. [レジストリ エディター] を開くには、[スタート] ボタン をクリックし、検索ボックスに「regedit」と入力して Enter キーを押します。? 管理者のパスワードまたは確認を求められた場合は、パスワードを入力するか、確認情報を提供します。
  2. バックアップするキーまたはサブキーを見つけてクリックします。
  3. [ファイル] メニューをクリックし、[エクスポート] をクリックします。
  4. [保存する場所] ボックスで、バックアップ コピーを保存する場所を選択し、次に [ファイル名] ボックスにバックアップ ファイルの名前を入力します。
  5. [保存] をクリックします。

2014年10月20日月曜日

使用中COMポートの解除

使用中COMポートの解除
Windows XP以降で一度でもCOMポートを使う機器を認識させると COM3(使用中) となり、機器の入替等を行って再度COM3を割り当てたいけど デバイスマネージャ上で(使用中)で割り当てできない時に解除する方法

レジストリをさわります。

¥¥HKLM¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Control¥COM Name ArbiterのComDB値をさわります。
16進数でセットされていますが関数電卓等を使って2進数に直します。
2進数の8Byteの1の位置でCOMの使用中を表す。 先頭の8ByteがCOM8,7,6,5,4,3,2,1 次の8ByteがCOM16,15,14,13,12,11,10,9 次の8ByteがCOM24,23,22,21,20,19,18,17 になります。
レジストリの値が「1d 00 38 00 00 〜」(HEX)の場合、2進数に直して
「00011101 00000000 00111000」(BIN)となってCOM1,3,4,5,20,21,22が(使用中)になります。
COM1,20,21,22だけ(使用中)にするなら
「00000001 00000000 00111000」(BIN)→「01 00 38 00 00 〜」(HEX)
COM1だけ(使用中)にするなら
「00000001 00000000 00000000」(BIN)→「01 00 00 00 00 〜」(HEX)
と値を修正します。

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2014年10月18日土曜日

Windows7アップグレードログの確認

Windows7アップグレードログの確認
a. アップグレードが成功すると、次のログ ファイルが作成されます。
  • C:\Windows\Panther\Setupact.log
  • C:\Windows\panther\setuperr.log
  • C:\Windows\inf\setupapi.app.log
  • C:\Windows\inf\setupapi.dev.log
  • C:\Windows\panther\PreGatherPnPList.log
  • C:\Windows\panther\PostApplyPnPList.log
  • C:\Windows\panther\miglog.xml
b. インストール中の 2 回目の再起動の前にアップグレードが失敗すると、次のログ ファイルが作成されます。
  • C:\$Windows.~BT\Sources\panther\setupact.log
  • C:\$Windows.~BT\Sources\panther\miglog.xml
  • C:\Windows\setupapi.log
c. インストール中の 2 回目の再起動の後にアップグレードが失敗すると、次のログ ファイルが作成されます。
  • C:\Windows\panther\setupact.log
  • C:\Windows\panther\miglog.xml
  • C:\Windows\inf\setupapi.app.log
  • C:\Windows\inf\setupapi.dev.log
  • C:\Windows\panther\PreGatherPnPList.log
  • C:\Windows\panther\PostApplyPnPList.log
  • C:\Windows\memory.dmp
d. アップグレードが失敗し、その後デスクトップを復元すると、次のログ ファイルが作成されます。
  • C:\$Windows.~BT\Sources\panther\setupact.log
  • C:\$Windows.~BT\Sources\panther\miglog.xml
  • C:\$Windows.~BT\sources\panther\setupapi\setupapi.dev.log
  • C:\$Windows.~BT\sources\panther\setupapi\setupapi.app.log
  • C:\Windows\memory.dmp
e. アップグレードが失敗し、インストールのロールバックが実行されると、次のログ ファイルが作成されます。
  • C:\$Windows.~BT\Sources\Rollback\setupact.log
  • C:\$Windows.~BT\Sources\Rollback\setupact.err

2014年9月26日金曜日

Windows 8 (8.1) でAdministratorアカウントを有効にする

Windows 8(8.1)では通常Administratorアカウントは無効になっており表示されません。
そのため、GUI上ではAdministratorユーザーをアカウント有効にすることはできません。

Windows 8でAdministratorをアカウントを有効するにはコマンドプロンプトを右クリックして管理者で実行を選びます。

> net user administrator /active:yes

と入力し、Enterを押すことでAdministrator アカウントを有効にすることができます。
デフォルトではパスワードは設定されていませんので
そのままでは危険ですのでパスワードを設定してください。

なお、無効にしたい場合には
コマンドプロンプトを右クリックして管理者として実行を選び

> net user administrator /active:no

を入れ、Enterキーを押してください。


Windows 7

●[ローカル ユーザーとグループ] MMC コンソールを使用する 

[ローカル ユーザーとグループ] Microsoft 管理コンソール (MMC) を使用して Administrator アカウントのプロパティを変更します。

  1. MMC コンソールを開き、[ローカル ユーザーとグループ] を選択します。
  2. Administrator アカウントを右クリックして、[プロパティ] を選択します。

    [Administrator のプロパティ] ウィンドウが表示されます。
  3. [全般] タブで、[アカウントを無効にする] チェック ボックスをオフにします。
  4. MMC コンソールを閉じます。
Administrator のアクセスは有効になりました。


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2014年9月22日月曜日

インストールした Linux ディストリビューション名とバージョンを確認するには

インストールしてから月日が経つと、どのディストリビューションをインストールしたか、ましてやバージョン名を忘れてしまいがちです。それをコンソールから確認する方法です。dmesg で起動画面のメッセージを確認できますが、ディストリビューション名は書かれていなかったりします。また、uname -a でも Linux バージョンとアーキテクチャしか書かれていなかったりします。

cat コマンドで確認する例です。もちろん、less や more でも構いません。

1.Redhat

$ cat /etc/redhat-release

CentOS release 4.6 (Final)

2.その2。

$ cat /etc/issue

CentOS release 4.6 (Final)

Kernel \r on an \m

3. CentOS

$ cat /etc/centos-release

CentOS Linux release 7.0.1406(core)

4.Fedora

# cat /etc/fedora-release

Fedora Core release 4 (Stentz)

5.Debian

$ cat /etc/debian_version

4.0

6.その2。

$ cat /etc/issue

Debian GNU/Linux 4.0 \n \l

7.Turbolinux

$ cat /etc/turbolinux-release

Turbolinux Server 6.5 (Jupiter)

8.SuSE Linux

$ cat /etc/SuSE-release

SUSE Linux Enterprise Server 9 (ia64)

VERSION=9

PATCHLEVEL=2

9.Mandriva Linux

$ cat /etc/mandriva-release

10.Vine Linux

$ cat /etc/vine-release

ここまで調べたら分かるように、/etc/ディストリビューション名-release というファイルが必ず存在しており、それに書かれているということ。確実なのは、/etc/issue を見る。


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2014年9月17日水曜日

システムファイルチェッカー(sfc.exe)を使って、起動出来ないWindows PCを修復


パソコンの電源を入れ、ハードディスクにアクセスし始めたタイミングで「F8」キーを押します。
連打するぐらいの感じでいいです。

「詳細ブートオプション」が表示されるので、その中から「コンピューターの修復」を選択すると、
「システム回復オプション」が起動します。

そこから「コマンドプロンプト」を起動し、

C:\>sfc /scannow /offbootdir=d:\ /offwindir=d:\windows

システム回復オプションは今までのWindowsとは別のWindowsが起動しているので、

従来のWindowsはDドライブになっているので注意。

※ドライブレターの確認は、
1. >diskpart
2.  >list vol


3.  >exit


SFC.exe プログラムを使用して、Windows Vista のユーザー モード部分で発生したクラッシュのトラブルシューティングを行えます。このようなクラッシュは、オペレーティング システム ファイルの不足や破損に関連している場合があります。 

SFC.exe プログラムでは、以下の処理が実行されます。
  • 任意に構成できない Windows Vista システム ファイルに対して変更が加えられていないことを確認します。また、それらのファイルが、オペレーティング システムの定義どおりにコンピュータにインストールされていることを確認します。
  • 可能な場合は、任意に構成できない Windows Vista システム ファイルを修復します。

  1. sfc /scannow コマンドにより、保護されたすべてのシステム ファイルがスキャンされ、破損したファイルが、%WinDir%\System32\dllcache の圧縮フォルダーにあるキャッシュ コピーに置き換えられます。
    %WinDir% の部分は、C:\Windows などの、Windows オペレーティング システムのフォルダーです。

    注: 検証が 100% 完了するまでは、このコマンド プロンプト ウィンドウを閉じないでください。この処理が完了した後、スキャンの結果が表示されます。
  2. この処理が完了した後、次のいずれかのメッセージが表示されることがあります。
    • Windows リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。

      これは、不足または破損しているシステム ファイルがないことを意味します。
    • Windows リソース保護は要求された操作を実行できませんでした。

      この問題を解決するには、システム ファイル チェッカーのスキャンをセーフ モードで実行し、%WinDir%\WinSxS\Temp の下に PendingDeletes フォルダーと PendingRenames フォルダーが存在することを確認します。
    • Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかり、それらは正常に修復されました。詳細は、CBS.Log%WinDir%\Logs\CBS\CBS.log に含まれています。

      システム ファイルのスキャンと回復に関する詳細情報を表示するには、「システム ファイル チェッカーの処理の詳細を表示する方法」を参照してください。
    • Windows リソース保護により、破損したファイルが見つかりましたが、それらの一部は修復できませんでした。詳細は、CBS.Log %WinDir%\Logs\CBS\CBS.log に含まれています。

      破損したファイルを手動で修復するには、システム ファイル チェッカーの処理の詳細を表示して破損したファイルを確認し、破損したファイルを、正常なコピーであることが判明しているファイルに手動で置換します。

SFC.exe プログラムによって生成されるログ ファイルを解析する方法

ログ ファイルを参照する方法

SFC.exe プログラムによって、各確認処理および修復処理の詳細が CBS.log ファイルに書き込まれます。CBS.log ファイルに書き込まれた SFC.exe プログラムのエントリには、すべて [SR] タグが付いています。CBS.log ファイルは、%windir%\Logs\CBS フォルダにあります。 

 : このログ ファイルへの書き込みは、Windows Modules Installer サービスでも行われます (Windows Modules Installer は、オプション機能、更新プログラム、および Service Pack のインストールを行うサービスです)。 

[SR] タグを検索することで SFC.exe プログラムのエントリを見つけることができます。このような検索を行って結果をテキスト ファイルにリダイレクトするには、以下の手順を実行します。
  1. [スタート] ボタン
    [スタート] ボタン
    をクリックし、[検索の開始] ボックスに cmd と入力します。次に、[プログラム] の下の [cmd] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。

    ユーザー アカウント制御の許可
    管理者のパスワードを要求するダイアログ ボックスが表示された場合はパスワードを入力して [OK] をクリックし、確認を要求するダイアログ ボックスが表示された場合は [続行] をクリックします。
  2. 次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。
    findstr /c:"[SR]" %windir%\logs\cbs\cbs.log >sfcdetails.txt
    Sfcdetails.txt ファイルには、コンピュータ上で SFC.exe プログラムを実行するたびにログ エントリが記録されます。
  3. デスクトップから Sfcdetails.txt ファイルを開きます。
  4. Sfcdetails.txt ファイルの形式は以下のとおりです。
    Date/Time SFC 詳細


    修復できなかったファイルに関するエントリが含まれているログ ファイルの例を以下に示します。
    2007-01-12 12:10:42, Info                  CSI    00000008 [SR] Cannot repair member file [l:34{17}]"Accessibility.dll" of Accessibility, Version = 6.0.6000.16386, pA = PROCESSOR_ARCHITECTURE_MSIL (8), Culture neutral, VersionScope neutral, PublicKeyToken = {l:8 b:b03f5f7f11d50a3a}, Type neutral, TypeName neutral, PublicKey neutral in the store, file is missing

ログ ファイル エントリの解釈方法

SFC.exe プログラムでは、100 ファイル単位でファイルを確認します。そのため、多数のグループの SFC.exe プログラムのエントリが記録されます。各エントリの形式は次のとおりです。
date time entry_type details

次の表に、確認の完了後に CBS.log ファイルの SFC.exe プログラムのエントリに記録されていることがあるその他のメッセージを示します。
エントリ説明
Cannot repair member filefile detailsCannot repair member file [l:14{7}]"url.dll" of Microsoft-Windows-IE-WinsockAutodialStub, Version = 6.0.5752.0, pA = PROCESSOR_ARCHITECTURE_INTEL (0), Culture neutral, VersionScope = 1 nonSxS, PublicKeyToken = {l:8 b:31bf3856ad364e35}, Type neutral, TypeNこのエントリは、ファイルの内容がオペレーティング システムの定義と一致しないことを示します。この場合、SFC.exe プログラムではこのファイルを修復できません。
Repaired file file details by copying from backupRepaired file \SystemRoot\WinSxS\Manifests\\[ml:24{12},l:18{9}]"netnb.inf" by copying from backupこのエントリは、ファイルに問題があることを示します。SFC.exe プログラムを使用して、システム ストアの非公開のバックアップにあるファイルをコピーすることにより、このファイルを修復できます。
Repairing corrupted file [ml:520{260},l:36{18}]"\??\C:\Windows\inf"\[l:18{9}]"netnb.inf" from storeRepairing corrupted file [ml:520{260},l:36{18}]"\??\C:\Windows\inf"\[l:18{9}]"netnb.inf" from storeこのエントリは、ファイルに問題があることを示します。SFC.exe プログラムでは、システム ストアにあるファイルをコピーすることにより、このファイルを修復できます。