2018年12月17日月曜日

イベントログからPC起動時刻とシャットダウン時刻を調べる

PC起動時刻とシャットダウン時刻を調べる

1.「コンピュータの管理」を起動する
Windows7の場合 スタート -> コンピュータを右クリック -> コンピュータの管理

Windows8の場合 スタート右クリック -> コンピュータの管理

Windows10の場合 スタート右クリック -> コンピュータの管理

2.左ウィンドウのツリー階層から
イベントビューアー -> Windowsログ -> システム
の順で開く。

3.ログが表示するまで、待つ
ログが多かったり、PC環境によっては数分程度かかる。

4.右側のウィンドウの「現在のログをフィルター」をクリックする。

5.イベントIDを半角数字で入力。6005-6006 と入力します。
(6005が起動、6006がシャットダウンです。Win10については後述)


6.起動と終了ログのみが表示されます。



●Windows10ではシャットダウンが「6005-6006」ですべて表示されない
Windows10の場合、6005(起動)と6006(終了)だけでなく7001(ログオン)と7002(ログオフ)でもフィルタする必要があります。

Windows10の起動とシャットダウンは、イベントIDの数字が7や8とは異なります。

理由はWindows10はデフォルトで使用している場合は、起動を速くするために「高速スタートアップ」が適用されており、「完全シャットダウン」(設定していない場合はWindowsUPDATEまたはシフトキー押しながらシャットダウンなど)をしていないからです。

そのため「完全シャットダウン」をしたときのみ6006と6005がログとして表示されます。

7001-7002でフィルタする
Windows10の場合は「高速スタートアップ」の起動と終了はスリープ扱いとなり、6005-6006のログは記録されないため「7001-7002」で調べます。


●起動終了ログで必要なイベントID

Win7,Win8,Win10(完全シャットダウン&起動時のみ)の場合
6005 起動
6006 シャットダウン
6008 正常ではない終了

Windows10の通常起動の場合(高速起動はスリープ扱いになるため)
7001 起動(ログオン)
7002 シャットダウン(ログオフ)




2018年12月16日日曜日

Outlook2010/2013のアカウントをバックアップ・復元

Outlook2010/2013のメールアカウントをファイルにしてバックアップするには、レジストリをエクスポートします。


● Outlook2010アカウントのバックアップ手順
1) 「Windows」+「R」を押す
2) 「regedit」と入力してエンター
3) HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows Messaging Subsystem\Profilesを開く
4) 「outlook」フォルダを右クリック
5) 「エクスポート」をクリック
6) 適当な場所に保存する

● Outlook2013アカウントのバックアップ手順
1) 「Windows」+「R」を押す
2) 「regedit」と入力してエンター
3) HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Outlookを開く
4) 「Profiles」フォルダを右クリック
5) 「エクスポート」をクリック
6) 適当な場所に保存する

● 復元手順
1) 上手順でエクスポートしたファイルをダブルクリック



www.click-rescue.com

2018年11月15日木曜日

PC起動時のBIOS 起動キー

パソコンメーカー別 

メーカー名
BIOS起動キー
NEC
「F2」キー
富士通
「F2」キー
東芝
「F2」キー
SONY
「F2」キー
Lenovo(IBM)
「F1」キー
HP(Compaq)
「F10」キー
Dell
「F2」キーまたは「Ctrl+Alt+Enter」キー
日立
「F2」キー
Panasonic
「F2」キー
Sharp
「F2」キー
ASUS
「F2」キー


マザーボードメーカー別 

メーカー名
BIOS起動キー
ASUS
「Del」キー/「TAB」を押すとPOSTで停止
Intel
「F2」キー
Giga-byte
「Del」キー
ESC
「Del」キー
ASROCK
「F2」キー
MSI
「Del」キー


これらのキーを使った BIOS の起動方法について
  1. これらのキーは、PC起動時に「メーカーロゴが表示されている数秒間の間」に押下する必要があります。
  2. Windows上の「高速スタートアップ」が有効になっている場合、電源OFF状態からのコールドブートではこれらのキー押下でBIOSに入る事は出来ません。
  3. Windows が「UEFI形式でインストール」され、かつ「マザーボードの Fast Boot が有効になっている状態」でも、これらのキー押下でBIOSに入る事は出来ません。
  4. UEFI Windows PCで F2 キーや DEL キーで BIOS画面に入るには、以下の手順が必要です。





2018年11月8日木曜日

Outlookログを取得する

Microsoft Outlook のログ生成を有効にする方法

●Outlook 2016、 Outlook 2013、およびOutlook 2010 の場合
1. [ファイル] - [オプション]の順に選択します。
2. [詳細設定]をクリックします。
3. その他の[トラブルシューティングを記録する(Outlook の再起動が必要)]チェックボックスをオンにします。
4. [OK]をクリックします。
5. Microsoft Outlook を再起動します。

●Outlook 2007 以降の場合
1. [ツール] - [オプション]の順に選択します。
2. [その他]タブを開きます。
3. [詳細オプション]をクリックします。
4. [動作履歴を記録する(トラブルシューティング)]チェックボックスをオンにします。
5. [OK]を 2 回クリックします。
6. Microsoft Outlook を再起動します。

このオプションを有効にすると、Microsoft Outlook 2003/2007/2010 とメールサーバーとの間でメッセージが送受信される都度アプリケーションのトラブルシューティング用ログが記録されるようになります。

重要なお知らせ:トラブルシューティングが完了したら、ログ機能を無効にしてください。ログ機能が無効化されるまでログファイルが増大し続け、ハードディスクの空き容量を圧迫する可能性があります。

Outlook の再起動後、メールの履歴の記録がオンになっていると、Outlook のタイトル バーに「(動作履歴を記録する)」と表示されます。

●ログファイルの場所
a. POP3、SMTP、MAPI プロトコル用のログ

%temp%¥Outlook LoggingOpmlog.log

b. IMAP プロトコル用のログ

%temp%\Outlook LoggingIMAP-usernamedomainname-date-time.log

一旦Microsoft Outlook を終了するまでログが記録されない場合があります。

次の表は、さまざまなテキスト形式のログ ファイルの場所とコンテンツを示します。



ログ ファイルの種類   サブフォルダー    ファイル名   Outlook 2013Outlook 2010Outlook 2007
Outlook AutodiscoverTempolkdisc.logなしあり
Exchange ActiveSyncTemp/EASLogFilesdatafilename.bin
datafilename.xml
あり×なし
空き時間情報サービスTemp/OlkASdate-time-fb.log×なしあり
空き時間情報サービス、OOF、および会議開催日時の候補Temp/OlkASdate-time-AS.logなしありなし
保護ルールTemp/OlkASdate-time-PB4S.logなしありなし
ユニファイド メッセージングTemp/OlkASdate-time-UM.logなしありなし
ユニファイド メッセージングの設定 Temp/OlkASdate-time-UMCFG.logなしありなし
不在Temp/OlkASdate-time-oof.log×なしあり
会議開催日時の候補Temp/OlkASdate-time-ms.log×なしあり
Outlook カレンダーTemp/OlCalLogsOLKCalLog_date-time.etlあり
交通費Temp/Outlook Loggingopmlog.logあり
SMTPTemp/Outlook Loggingemailaddress-Outgoing-date-time.logあり
POP3Temp/Outlook Loggingemailaddress-Incoming-date-time.logあり
IMAPTemp/Outlook LoggingIMAP-emailaddress-Incoming-date-time.logあり
HTTP DAVTemp/Outlook LoggingHTTP-emailaddress-date-time.logなしあり
Outlook Hotmail ConnectorTemp/Outlook LoggingOLC-emailaddress-date-time.log
OLC-date-time.log
emailaddress.txt
なしあり
不在Temp/Outlook Loggingdate-time-oof.logなしありなし
Outlook プロファイルTemp/Outlook LoggingPROF_OUTLOOK_threadID_action
_year.month.day_hour.minute.second.txt
ありなし
Outlook の共有エンジンTemp/Outlook LoggingSharing Enginedate .logあり
Outlook-Windows Desktop Search indexingTemp/Outlook Loggingdatafilename.logあり
Outlook advanced ETW Temp/Outlook LoggingOutlook-date-time.etlありなし
メール ヒントTemp/Outlook Loggingdate-time-mailtips.logなしありなし
空き時間Temp/Outlook Loggingdate-time-fb.logなしありなし
Outlook の共有エンジンTemp/Outlook LoggingSharing Enginedatetime-mailtips.logあり
Outlook の最初の実行プロセスTemp/Outlook Loggingfirstrun.logあり









2018年10月20日土曜日

Windows 10 のセーフ モードで PC を起動する

Windows 10 のセーフ モードで PC を起動する

設定画面から

  1. キーボードの Windows ロゴ キー  を押しながら I キーを押して [設定] を表示します。この操作で表示されない場合は、画面左下の [スタート]  ボタンを選択して、[設定] を選択します。
  2. [更新とセキュリティ] 、[回復] の順に選択します。
  3. [PC の起動をカスタマイズする] の [今すぐ再起動] を選択します。
  4. PC が再起動したら、[オプションの選択] 画面で、[トラブルシューティング]、[高度なオプション]、[スタートアップ設定]、[再起動] の順に選択します。
  5. PC が再起動すると、オプションの一覧が表示されます。4 キーまたは F4 キーを押し、[セーフ モード] で PC をで起動します。インターネットを使用する必要がある場合は、5 キーまたは F5 キーを押して [セーフ モードとネットワーク] を選択します。



サインイン画面から

  1. PC を再起動します。サインイン画面が表示されたら、Shift キーを押しながら [電源] 電源アイコン
  2.  、[再起動] の順に選択します。
  3. PC が再起動したら、[オプションの選択] 画面で、[トラブルシューティング]、[高度なオプション]、[スタートアップ設定]、[再起動] の順に選択します。
  4. PC が再起動すると、オプションの一覧が表示されます。4 キーまたは F4 キーを押し、[セーフ モード] で PC をで起動します。インターネットを使用する必要がある場合は、5 キーまたは F5 キーを押して [セーフ モードとネットワーク] を選択します。



黒い画面またはブランク画面から
黒い画面またはブランク画面のエラーが発生してサインイン画面が表示されない場合は、次の手順を試すか、「黒い画面またはブランクの画面のエラーのトラブルシューティング」で詳細を確認してください。

Windows キー シーケンスを入力して画面を表示する

  • キーボードが接続されている場合は、Windows ロゴ キー  + Ctrl + Shift + B キーを押します。タブレット モードになっている場合は、音量を上げるボタンと音量を下げるボタンを同時に 2 秒以内に 3 回押します。
  • Windows が応答している場合、短いビープ音が鳴り、画面が点滅または暗くなって、Windows が画面の更新を試みていることを示します。

接続を確認する
PC またはディスプレイの接続に問題がある場合があります。以下をお試しください。

デスクトップ PC を使っている場合:
  • ディスプレイが電源に接続されていて、電源がオンになっていることを確認します。
  • PC にテレビが接続されている場合は、テレビの電源が入っていて、その入力が PC に設定されていることを確かめてください。
  • PC 上の別のビデオ出力に接続してみてください。ドライバーが変更された結果、別のディスプレイ アダプターまたは出力にビデオが送信されるようになっている場合があります。
  • 独自のディスプレイ アダプターがインストールされていてディスプレイに接続されている場合は、ディスプレイをマザーボード上のビルトインのビデオに接続してみてください。

ノート PC やタブレットを使っている場合:
  • ドッキング ステーションに接続されている場合は、一時的に取り外します。
  • 外部モニターの電源が入っており、電源に接続されていることを確認します。
  • ケーブル (DVI、VGA、HDMI、Thunderbolt、DisplayPort) が破損していないか、接続が緩んでいないか、アダプター (DVI-to-VGA など) に障害がないかを確認します。 
  • 複数のディスプレイを使用している場合は、ビデオを別のモニターに表示してみます。Windows ロゴ キー  + P キーを押し、ディスプレイを選択して、Enter キーを押します。


Windows Update の不具合をコマンドプロンプトで修正する方法

Windows Update の不具合をコマンドプロンプトで修正する方法

Windows 10 / 8.1 / 8 / 7 / Vista で利用可能です。
Windows Updateのダウンロードやインストールが失敗を繰り返す時に効果のあるコマンドです。

「Windows Updateが始まらない」「Windows Updateのダウンロードやインストールが途中で失敗してしまう」「何度も失敗を繰り返してしまう」という場合に効果があります。
このページで紹介するコマンドは 「Windows Update クライアントの情報をクリアにする手順」Japan WSUS Support Team Blog に掲載されているものをベースにしています。

● はじめに
「OS別の注意事項」および「コマンド実行後の注意事項」を読んでから実行してください。

正常に実行できなかった場合、Windows の調子はさらに悪くなってしまいます。以下コマンドの実行は自己責任でお願いします。

以下のコマンドを管理者権限で実行してください。

net stop usosvc     <- Windows 10の場合必要
net stop dosvc      <- Windows 10の場合必要

net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver
ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren %systemroot%\System32\catroot2 catroot2.old
del "%ALLUSERSPROFILE%\Microsoft\Network\Downloader\qmgr0.dat"
del "%ALLUSERSPROFILE%\Microsoft\Network\Downloader\qmgr1.dat"
net start msiserver
net start bits
net start cryptSvc
net start wuauserv

net start dosvc       <- Windows 10の場合必要
net start usosvc     <- Windows 10の場合必要

上記コマンドを実行後は「PC再起動」または「Windows Update」のどちらかを必ず実行します。Windows Updateする場合は、コマンド実行後5~10分ほど待ち、CPUやHDDの負荷が落ち着いてから行います。


以下、コマンド実行時、実行後の注意事項です。


● OS別の注意事項

Windows10の場合注意
  • (Windows 10の場合必要)のコマンドが必要です。
  • コマンド実行後、5~15分くらいPCが非常に重い状態になります。
  • Windows 10 の SoftwareDistribution フォルダは10GB以上あるため、再作成に非常に大きな負荷と時間が必要になっています。
  • PCの状態によっては、CPUやHDD負荷が高い状態が1時間以上続くケースもあります。このコマンド実行直後のWindows Update には2~3時間かかってしまうケースも発生します。(※必ず発生するものではない)
  • 短時間でこのコマンドを繰り返すと、システムに深刻なエラーが発生する場合があります。
  • Windows10の場合、このコマンドは最終手段と考え、多用しないようにしましょう。
Windows 7/8.1の注意点
下記の「コマンド実行後の注意事項」に注意してください。


● コマンド実行後の注意事項

1. コマンド実行後の注意
「SoftwareDistributionフォルダ」と「catroot2.oldフォルダ」の両方が正常に削除(リネーム)できている事を必ず確認してください。
(エラーメッセージが出ていなければOK)

どちらか一方 (主にcatroot2のみ) を削除した状態でWindows Update や PC再起動を行うと、Windows が正常に作動しなくなります。

この場合の原因と対処方法
  • コマンドプロンプトを管理者権限で実行していなかった
  • リネーム後のファイルが既に存在している
  • Windows Updateのサービスが完全に終了していなかった
  • コマンドプロンプトを管理者権限で起動し、削除用コマンドを先に実行し、改めて (コマンドプロンプトを管理者権限で起動した状態で) 入力ミスなしに最初に紹介したコマンドを実行すればOKです。
  • それでもエラーが出る場合は、Windows Update サービスを止めた状態でエクスプローラーを開いて手動で SoftwareDistribution と catroot2 フォルダの中身を削除します。
  • Windows Updateが無事に終了した後は、「SoftwareDistribution.oldフォルダ」と「catroot2.old フォルダ」を削除します。
削除コマンド
rmdir %systemroot%\softwaredistribution.old /q /s
rmdir %systemroot%\System32\catroot2.old /q /s

※これらを削除しなかった場合、このコマンドは2度目以降の実行時に正常に処理されません。

2. コマンド実行後の注意
  • Windows Updateの履歴はすべて消えます。過去に非表示にしていた更新プログラムも全て復活します。
  • 実行後の更新履歴の画面
  • Windows Updateの履歴なども、全てリセット
  • 本来はリセットしなくても良い部分までリセットされます。ある程度の覚悟を持って実行しましょう。

● 削除するファイルやフォルダの解説
上記のコマンドで削除しているフォルダやファイルの説明です。

  • catroot2フォルダ
    ・・・・更新プログラムを確認するための署名ファイルが保存されたフォルダ。
  • SoftwareDistributionフォルダ
    ・・・・Windows Update 構成ファイルが保存されている。過去にダウンロード、もしくは現在ダウンロード中の更新プログラムが保存されたフォルダ。
  • qmgr0.dat、qmgr1.datファイル
    ・・・・ダウンロード中の更新プログラムを管理しているファイル。
    ダウンロードに失敗した更新プログラムが BITS キューから消えずに残ってしまった場合、このファイルの削除が必要です。
なにかの原因で これらのフォルダやファイルに不正なデータが残ってしまった場合に、それらを削除することでWindows Update を再び正常作動するよう試みる、というのが紹介したコマンドの仕組みです。

● このコマンドでは効果が出ないケース

 1. レジストリに問題が発生している場合
  • Windowsが起動する場合
    レジストリの問題で Windows Update ができない場合は、Windows 標準のトラブルシューティングツールの方が高い効果が得られます。
    bat内のいくつかのコマンドはエラーが出ます

    Windows10の「Windows Updateのトラブルシューティングツール」は、
    「コントロールパネル」>「トラブルシューティング」からこの画面にアクセスできます。
    7や8.1の場合も同様の手順です。
  • Windowsが起動しない場合
    Windows が起動しない場合は こちら (10/8.1の場合/ 7/Vistaの場合

 2. Windows のシステムそのものが調子悪くなっている場合
       多くの場合、以下のコマンドでなおります。
       Windows 10/8.1の場合は
          > DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth
      Windows 7の場合は
          > sfc /scannow