2019年1月12日土曜日

ネットワークの場所の変更方法

「識別されていないネットワーク」に分類されたネットワークの場所を「パブリックネットワーク」から「プライベートネットワーク」に変更する方法です。


デフォルトゲートウェイが設定されていないネットワーク環境などでは「識別されていないネットワーク」となり、パブリックネットワークの扱いになります。
パブリックネットワークになるとファイアウォールの設定が厳しくなったりネットワークのフルマップが作成できないなど支障をきたすことがあります。
信頼できるネットワークにいる場合にはこれをプライベートネットワークに変更した方が問題は少ないと思います。


【ローカルセキュリティポリシーで設定する】


  1. キーボードの「Windows」キーと「R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を起動します。
    「control admintools」と入力して「OK」をクリックし、コントロールパネルの管理ツールを起動します。
  2. 管理ツールの一覧から「ローカルセキュリティポリシー」を起動します。
  3. [セキュリティの設定] - [ネットワーク リスト マネージャー ポリシー] を開きます。
    ネットワーク名の一覧から「識別されていないネットワーク」をダブルクリックします。
  4. 「識別されていないネットワークのプロパティ」ダイアログが起動します。
    「場所の種類」を「プライベート」に設定します。

    「ユーザーのアクセス許可」で「ユーザーは場所を変更できる」に設定するとネットワークと共有センターでネットワークの場所を変更できるようになります。
    ※アクセス許可の設定は Vista ではできましたが Windows 7 、8、Windows Server 2008 R2 、Windows Server 2012 ではここを設定しても変更できないようです。
  5. ネットワークと共有センターで確認し、「プライベートネットワーク」もしくは「社内ネットワーク」になっていればOKです。



【レジストリで設定する】

  1. キーボードの「Windows」キーと「R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を起動します。
    「regedit」と入力して「OK」をクリックし、コントロールパネルの管理ツールを起動します。
  2. HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\NetworkList\Signatures を探します。

    この中に「010103000F0000F0010000000F0000F0C967A3643C3AD745950DA7859209176EF5B87C875FA20DF21951640E807D7C24」というキーがあれば選択します。

    なければ「Signatures」で右クリックし、[新規作成]から[キー]を選択します。
    キーの名前に「010103000F0000F0010000000F0000F0C967A3643C3AD745950DA7859209176EF5B87C875FA20DF21951640E807D7C24」と入力します。
  3. さらに今作成したキーの中に「Category」という名前の DWORD 値を作成します。
  4. 作成した「Category」値をダブルクリックします。
    値を変更します。
    1:プライベートネットワーク
    0:パブリックネットワーク
    未構成にする場合は値ごともしくはキーごと削除します。
  5. 「ユーザーのアクセス許可」を設定する場合は「CategoryReadOnly」というDWORD値を作成(変更)します。
    0:ユーザーは場所を変更できる
    1:ユーザーは場所を変更できない
    未構成にする場合は値ごともしくはキーごと削除します。
  6. ローカルセキュリティポリシーで設定を変更したとき同様、ネットワークの場所が変更されているか確認します。

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