デフォルトゲートウェイが設定されていないネットワーク環境などでは「識別されていないネットワーク」となり、パブリックネットワークの扱いになります。
パブリックネットワークになるとファイアウォールの設定が厳しくなったりネットワークのフルマップが作成できないなど支障をきたすことがあります。
信頼できるネットワークにいる場合にはこれをプライベートネットワークに変更した方が問題は少ないと思います。
【ローカルセキュリティポリシーで設定する】
- キーボードの「Windows」キーと「R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を起動します。
「control admintools」と入力して「OK」をクリックし、コントロールパネルの管理ツールを起動します。 - 管理ツールの一覧から「ローカルセキュリティポリシー」を起動します。
- [セキュリティの設定] - [ネットワーク リスト マネージャー ポリシー] を開きます。
ネットワーク名の一覧から「識別されていないネットワーク」をダブルクリックします。 - 「識別されていないネットワークのプロパティ」ダイアログが起動します。
「場所の種類」を「プライベート」に設定します。
「ユーザーのアクセス許可」で「ユーザーは場所を変更できる」に設定するとネットワークと共有センターでネットワークの場所を変更できるようになります。
※アクセス許可の設定は Vista ではできましたが Windows 7 、8、Windows Server 2008 R2 、Windows Server 2012 ではここを設定しても変更できないようです。 - ネットワークと共有センターで確認し、「プライベートネットワーク」もしくは「社内ネットワーク」になっていればOKです。
【レジストリで設定する】
- キーボードの「Windows」キーと「R」キーを同時に押して「ファイル名を指定して実行」を起動します。
「regedit」と入力して「OK」をクリックし、コントロールパネルの管理ツールを起動します。 - HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\NetworkList\Signatures を探します。
この中に「010103000F0000F0010000000F0000F0C967A3643C3AD745950DA7859209176EF5B87C875FA20DF21951640E807D7C24」というキーがあれば選択します。
なければ「Signatures」で右クリックし、[新規作成]から[キー]を選択します。
キーの名前に「010103000F0000F0010000000F0000F0C967A3643C3AD745950DA7859209176EF5B87C875FA20DF21951640E807D7C24」と入力します。 - さらに今作成したキーの中に「Category」という名前の DWORD 値を作成します。
- 作成した「Category」値をダブルクリックします。
値を変更します。
1:プライベートネットワーク
0:パブリックネットワーク
未構成にする場合は値ごともしくはキーごと削除します。 - 「ユーザーのアクセス許可」を設定する場合は「CategoryReadOnly」というDWORD値を作成(変更)します。
0:ユーザーは場所を変更できる
1:ユーザーは場所を変更できない
未構成にする場合は値ごともしくはキーごと削除します。 - ローカルセキュリティポリシーで設定を変更したとき同様、ネットワークの場所が変更されているか確認します。
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