2013年10月23日水曜日

コマンドプロンプトから行える復旧方法


  • 復元ポイントを使った復旧
    • コマンド・・・「rstrui.exe」
    • ダイアログ形式でWindowsを復元ポイントに戻す事が可能です。
    • Windows上で操作する「システムの復元」と同じ効果です。
    • 一番お手軽ですが経験上、セーフモードでも起動しない場合は、ほとんど効果はありません。
    • 一部のXPの場合で、このコマンドが実行出来ない場合があります。
  • システムの整合性チェック
    • コマンド・・・「sfc /scannow」
    • コマンド入力後は特に操作は必要ありません。
    • システムフォルダ内に不正なファイル書き換えが見つかった場合、これで元に戻せます。多くの場合、これが一番効果的です。
    • sfc /scannow が途中で止まってしまう場合は、下で紹介するchkdskを利用して見ます。その後、もう一度sfc /scannowを実行するとWindowsが復旧するケースがあります。
      ※チェックディスクには、かなり時間がかかります。
  • ディスクのエラーチェック
    • コマンド・・・「CHKDSK c: /f」
    • コマンド入力後は特に操作は必要ありません。
      チェックディスクには、かなり時間がかかります。
    • CHKDSK c: /f でエラーが発見された場合は、「CHKDSK c: /r」という、より強力なコマンドを使ってエラーを修復してみましょう。
      • 注意
        場合によっては、CHKDSK c: /r を複数回実行しないとエラーが修復できない場合があります。
  • MBRの復旧
    • コマンド・・・「bootrec /fixmbr」
      起動しない場合は「bootrec /Rebuildbcd 」
      それでも起動しない場合は「bootrec /fixboot」
    • MBR領域を誤って削除したり、何らかの原因でMBRが破壊された場合にのみ、有効です。
    • インストールDVDまたは修復DVDからPCを起動する必要があります。F8起動のコマンドプロンプトでは使えません。
    • Vista/7/8などの場合は「要素が見つかりません」などのエラーが出たらWindows7 でのMBR修復方法 | MEMO-LOGなどを参考に色々頑張る。
    • XPの場合は「起動しなくなったXPを救う「Rebuild」コマンド - GIGAZINE」などを参考に色々頑張る
    • 最終手段です。失敗するとWindowsが起動不可になります。
    • これを試す前に、インストールDVD付属のリカバリ機能「Windowsの自動修復」や「イメージからの回復」を選んでみましょう。

上記の復旧方法を試す順序

  1. 「sfc /scannow」
  2. 「1.」でエラーが出た場合は「CHKDSK c: /f」してもう一回「sfc /scannow」
  3. 「CHKDSK c: /f」でディスクにエラーが見つかった場合は、エラーが出なくなるまで「CHKDSK c: /r」を繰り返す。
  4. 修復DVDのメニューにある「Windowsの自動修復」など
    (OSにより呼び名が違う)
  5. 「rstrui.exe」またはOS上の「システムの復元」
上記の順に試すのが効率が良い。
「Windows の自動修復」や「システムの復元」が上手く実行出来ない場合でも、「CHKDSK c: /f」や「sfc /scannow」を実行後にもう一度「Windowsの自動修復」や「システムの復元」を行うと何故か治るというケースもあります。
MBRの復旧については、「明らかにMBRがおかしい」「ブート領域が破損している・みつからない」などの場合のみ、試してみる。

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